
😞マットレス選びで悩んでいる人
硬めのマットレスが良いと聞いたことがある
睡眠の質が低いのは、マットレスの硬さが合ってないからかな?
硬めのマットレスは、自分に合うのだろうか?
今よりも硬めのマットレスがいいのかな
硬めのマットレスを買うとしたら、どれがいいんだろう。
このようなお悩みがある方へ
✔当記事の内容
- 【悩み別】硬めのマットレスが貴方におすすめの理由【資格者が解説】
- 睡眠の質が低い・寝心地が悪い方におすすめの理由
- 腰痛や肩こり・背中の痛みにおすすめの理由
- 脊椎疾患におすすめの理由【ヘルニア・圧迫骨折】
- 暑くて眠れない時におすすめの理由【体温調節機能の低下】
私は医療国家資格を所持しており、カラダに身に着ける医療器具を取り扱っております。
大学院では、人間工学に関する研究をしておりました。
私は、人と物をつなげるプロです。
当記事は、硬めのマットレスが多くの悩みを解決できる理論に関してまとめてございます。
ご自分のお悩みに合わせて、ご覧いただければと思います。
マットレス選びでお困りの方は、ぜひご参考下さい!
【悩み別】硬めのマットレスが貴方におすすめの理由【資格者が解説】
硬めのマットレスは、自信をもっておすすめできます。
その理由は、次の4つの通りです。
- 睡眠における多くの悩みを、解決できる
- 姿勢の保持・寝返りがしやすい
- 多くの人に適する
- 柔らかいマットレスが適するのは、ごく一部の人のみ
それぞれ、ご説明させて頂きます!
睡眠における多くの悩みを、解決できる

睡眠における悩みの多くは、マットレスを見直すことで解決できます。
それは、寝具の中でも、特にマットレスの影響が大きいためです。
睡眠は、多くの要素によって決定します。
マットレスは、その内のほとんどの要素に直接・間接的に関わっています。
マットレスが関係のないと言える要素は、「光・照明」「音」「香り」ぐらいです。
逆に言えば、合わないマットレスを使っていると、睡眠に多大な影響が出てしまいます。
マットレスを見直すことは、睡眠における悩みの多くを解決することができます。
姿勢の保持・寝返りがしやすい

硬めのマットレスは、柔らかいマットレスよりも優秀です。
それは、姿勢保持ができて、寝返りがしやすいためです。
これは、筋肉や関節周りの負担を減らすことにつながります。
姿勢保持ができないと、脊椎の弯曲が崩れて関節に負担がかかります。
また、このとき筋肉に偏った負担が生じてしまうのです。
また、過去に、柔らかい低反発のマットレスのブームがございました。
トゥルースリーパーは、その代表ですね。
低反発素材は体圧分散に優れていますが、その代償として姿勢が崩れやすく、寝返りがしづらくなります。
実は、最近のトゥルースリーパーの最上級モデルは、低反発+高反発素材で作られています。
この事実からも、柔らかい低反発素材のみのマットレスでは足りないということが分かります。
また、ソファーで寝てしまった時、カラダが痛くなったといった経験はございませんか?
ソファーでぐっすり眠ることができないのは、姿勢が崩れてしまい、寝返りができないためです。
硬めのマットレスは、姿勢が保持できて寝返りがしやすいため、柔らかいマットレスよりも優秀です。
多くの人に適する
多くの人に、硬めのマットレスは適しています。
それは、睡眠中に起こる多くの悩みが解決でき、硬すぎる際には後から柔らかくすることができるためです。
硬めのマットレスがおすすめの人の特徴は、次の通りです。
詳細に関しては、後ほどの項目でご説明しております。
- 今使っているマットレスが柔らかすぎる
- 睡眠の質が低い、寝心地が悪い
- 寝ても疲れが取れない
- 朝起きて、筋肉がこわばっている
- 腰痛・肩こりがある
- ヘルニア、圧迫骨折を患っている
- 夜中、暑くて目が覚めてしまう
硬めのマットレスの場合は、場合によっては少し柔らかくすることができます。
その際には、トッパーという厚めのマットレスパッドを用います。
ですが、柔らかいマットレスを硬くする方法はございません。
柔らかいマットレスの上に硬めのトッパーを敷いても、土台がふにゃふにゃなため効果がほとんどないのです。
こうした理由から、多くの方にとって硬めのマットレスをおすすめできます。
それでは、柔らかいマットレスを選ぶ必要は100%ないのでしょうか?
柔らかいマットレスが適するのは、ごく一部の人のみ
柔らかいマットレスが適するのは、ごく一部の人のみです。
それは、特定の悩みに対しては柔らかいマットレスが有効なためです。
柔らかいマットレスがおすすめの人の特徴は、次の通りです。
- 寝ていて、骨に圧痛を感じる
- 筋肉や脂肪が少なく、とても痩せ型である
- 脊柱管狭窄症、腰椎分離症を患っている
例えば、とてもご高齢で体の組織が衰えてしまっている方には、低反発のマットレスのほうが良いと考えられます。
また、疾患によっては、わざと体を沈み込ませて猫背姿勢を作るほうが楽になる場合もございます。
ですが、こうしたお悩みも、マットレスの上に柔らかい低反発素材のトッパーを敷けば解決できてしまいます。
柔らかいマットレスがおすすめの人はとても少なく、柔らかいトッパーを敷けば解決できる場合が多いです。
😞マットレス選びで悩んでいる人
“具体的に〇〇で悩んでいるんだけど…”
✅
次からの項目では、あなたが抱えているお悩み別にご説明させて頂きます。
心当たりのあるお悩みの項目を、ぜひご覧ください!
睡眠の質が低い・寝心地が悪い方におすすめの理由

睡眠の質が低い・寝心地が悪いといった方に、硬めのマットレスはおすすめです。
それは、寝返りしやすく、寝ている時の負担を減らすことができるためです。
マットレスの寝心地は、硬さ・サイズ・通気性など様々な要素によって決まります。
その中でも、マットレスの硬さは最重要の項目だと考えられています。
柔らかいマットレスは、触れ心地は心地よいですが、睡眠中には悪影響がございます。
それは、寝返りが妨げられるためです。
睡眠の質に、寝返りのしやすさが大きく関わっています。
寝返りには、「ノン⇔ノンレム睡眠のスイッチ」「血液循環」「体温調節」といった3つの大切な役割がございます。
寝返りが阻害されると、この3つの役割がしっかりと機能しません。
その結果、睡眠の質が低くなってしまうのです。
また、柔らかいマットレスでは寝心地も悪くなってしまいます。
たしかに肌触りは良いかもしれませんが、その代償として大きく姿勢が崩れてしまいます。
姿勢が崩れると、筋肉の緊張が起こったり、骨や関節への負担が増えたりしてしまいます。
こうした理由から、睡眠の質が低い・寝心地が悪いといった方に、硬めのマットレスはおすすめと言えます。
腰痛や肩こり・背中の痛みにおすすめの理由

硬めのマットレスは、腰痛や肩こり・背中の痛みがある方におすすめです。
それは、姿勢が保持されることで筋肉や関節の負担を減らすことができるためです。
本来寝ている時には、しっかりと姿勢が保持されていれば筋肉や関節はリラックスした状態となります。
このリラックス状態が崩れると、筋肉や関節への負担が増えてしまうのです。
また、柔らかいマットレスでは、しっかりと姿勢保持ができません。
また、寝返りをするのに大きな力が必要となってしまい、中途覚醒や筋疲労の原因となります。
そして、寝返りが上手にできないとスムーズな血液循環がされず、筋肉のこわばりの原因になってしまうのです。
こうした理由から、硬めのマットレスは、腰痛や肩こり・背中の痛みがある方におすすめです。
腰痛
腰痛の方に、硬めのマットレスはおすすめです。
それは、柔らかいマットレスを使うと、体幹が大きく沈み込んでしまい腰が丸まってしまうためです。
腰が丸まると、腰椎(腰の骨)が圧迫され、背中の筋肉も過度に引っ張られてしまい、負担がかかります。
肩こり・肩甲骨のこり
肩こりには、硬めのマットレスがおすすめです。
それは、肩の丸まりを防ぐように姿勢を保持することができるためです。
柔らかいマットレスを使うと、体幹が沈み込むことによって肩が丸まってしまいます。
肩が丸まると、肩の前の筋肉ばかりが縮んでしまい、肩こり・巻き肩の原因となってしまいます。
背中の痛み
背中の痛み(特に筋肉が痛い・こわばる)がある方に、硬めのマットレスはおすすめです。
それは、筋肉・関節の負担を減らすことができるためです。
柔らかいマットレスだと、体幹が沈み込み、脊椎にかかる圧がたかくなり、脊椎の弯曲が崩れ負担がかかってしまいます。
脊椎の弯曲が崩れると、筋に過度な緊張が生まれてしまいます。
脊椎疾患におすすめの理由【ヘルニア・圧迫骨折】

硬めのマットレスは、丸まり姿勢が良くない脊椎疾患に対しても有効です。
それは、硬めのマットレスでは脊椎の弯曲(姿勢)が維持できるためです。
丸まり姿勢が良くない脊椎疾患の代表例は、次の通りです。
- ヘルニア
- 圧迫骨折
ヘルニア
ヘルニアには、硬めのマットレスが基本的にはおすすめです。
それは、丸まり姿勢を防ぐことができるためです。
ヘルニアは、椎間板という脊椎の間の組織に問題がある疾患です。
ヘルニアの多くの場合は、反り腰姿勢のほうが楽になると言われています。
そのため、柔らかいマットレスを使うと腰が丸まり、ヘルニアの症状を悪化させる原因となってしまうのです。
圧迫骨折
また、圧迫骨折の方にも硬めのマットレスがおすすめです。
それは、圧迫骨折の方にとって腰が丸まる姿勢は禁忌(NG)だからです。
“骨折”と聞くと、柔らかいマットレスの方が良いかと思いますが、それは違います。
圧迫骨折では、腰が丸まる猫背の姿勢はNGとされています。
柔らかいマットレスを使うと腰が丸まり、圧迫骨折の治癒にも影響が出てしまいます。
また、柔らかいマットレスの場合だと起き上がるときに大きな力が必要となります。
そのため、起き上がり動作の負担も大きくなります。
暑くて眠れない時におすすめの理由【体温調節機能の低下】

体温調節機能が低下している方に、硬めのマットレスはおすすめです。
それは、硬めのマットレスは通気性の良い素材が多いことと、寝返りがうちやすいことで体温調節がしやすくなるためです。
体温調節が上手にできない方は、更年期の方や、自律神経失調症の方が考えられます。
柔らかい低反発のマットレス場合、素材は中がぎっしりと詰まっています。
そのため、通気性が悪いことが多いです。
これでは蒸れやすく、体温調節が難しくなってしまいます。
また、柔らかいマットレスでは寝返りがしづらくなります。
寝返りには、体温調節という大きな役割がございます。
近年では、体温調節がしやすいマットレスというのも開発されています。

このマットレスは、もちろん硬めの高反発のマットレスです。
体温調節に特化した素材が、使われております。
体温調節機能が低下している方にも、硬めのマットレスはおすすめですよ。
【まとめ】多くの睡眠の悩みには、硬めのマットレスがおすすめ!

多くの睡眠の悩みは、マットレスを見直すことで解消することができます。
それは、マットレスが睡眠の質を決める多くの要素に影響しているからです。
硬めのマットレスは、多くの方におすすめできます。
それは、姿勢が保持できて、寝返りしやすくなるためです。
柔らかいマットレスでは、姿勢が崩れてしまい、寝返りもしづらいです。
そのため、ごく一部の方にしかおすすめできません。
睡眠に関する悩みは、多くございます。
例えば睡眠の質が低いと、日中のパフォーマスの低下につながってしまいます。
寝ている際に身体的な負担がかかっていれば、筋肉や関節の問題につながります。
そして、こうした問題はお互い深く絡み合っております。
睡眠に関する悩みは、さらなる他の悩みを生み出す悪循環の源と言えるでしょう。
私は過去に不眠を患い、身体的・精神的にどん底の状態でした。
具体的には、ひどい肩こり・頭痛に悩んでいました。
そのせいで、精神的にもひどく沈んだ日々を過ごしてしまっていました。
少しの光があっても寝れず、窓に遮光性のあるプレートをはめ込んでいた時期もあります。
ですが、自信が医学や人間工学の勉強をしていく中で、数年かかってやっと問題を解決することができました。
皆さまには、抱えている悩みを解決できるショートカットをお伝えできればと考えております。
その方法の1つが、マットレスを見直すことです。
マットレスは、間違いなく睡眠に大きな影響がございます。
硬めのマットレスを使うことは、理論的に多くの悩みが解消されます。
一度、ご自身の使っているマットレスを見直してみてはいかがでしょうか?
硬めのマットレスに変えてあげることで、今の悩みを解決できます。
その理論に関しては、当記事にまとめた通りです。
睡眠に関する悩みは、行動しないと解決できません。
生活習慣や食生活を変えるといった長期的な対策も有効ではあります。
ですが、マットレスを見直すといった、すぐに影響がある対策から取り組むことをおすすめします。
当記事が、マットレス選びでお悩みの方の手助けになれば、幸いでございます。